【5〜10人向け】ボードゲーム『シークレット・ヒトラー』ルール&レビュー!システムが嘘を呼ぶ正体隠匿の最高峰
この記事では、ボードゲーム「シークレット・ヒトラー(Secret Hitler)」の特徴や遊び方&ルール、価格・どこで買えるかについて解説しています。
「シークレット・ヒトラー」とは?
「シークレット・ヒトラー」は、大ヒットパーティーゲーム『Cards Against Humanity』のクリエイター陣などによって制作され、Kickstarter(クラウドファンディング)で記録的な資金を集めて2016年に発売されたボードゲームです。
世界最大のボードゲームサイト「BoardGameGeek(BGG)」のパーティゲーム部門で常に上位にランクインしており、正体隠匿系ゲームの中では『レジスタンス:アヴァロン』などと並んで最高峰の評価を得ています。
「カードを引いて法案を選ぶ」というシステムのおかげで、純粋な話術だけでなく「システムによる不可抗力」を言い訳にできるため、論理的な推理と強烈な疑心暗鬼が同時に楽しめるのが最大の特徴です。
| 値段 | 約5,000円(※並行輸入品や和訳付き版の相場) |
|---|---|
| プレイ人数 | 5〜10人(※7〜8人以上が役職のバランスが良く一番白熱します!) |
| プレイ時間 | 約45分 |
| 対象年齢 | 13歳以上 |
| 難易度 | ふつう(※ルールはシンプルですが、激しい議論が交わされます) |
| タイプ | 正体隠匿・チーム戦・議論・プレイヤー脱落あり(終盤のみ) |
| 雰囲気 | 疑心暗鬼 / 大声の議論 / バチバチ / 劇的な結末 |
| サイズ | 中箱(木製の豪華なコンポーネント版もあります) |
ポチップ
どこで買える?
「シークレット・ヒトラー」は海外製のため、日本語版の正規流通は少なく、主にAmazonなどで「英語版(日本語説明書付き)」の並行輸入品を購入するか、専門店で探すことになります。
| ホビーショップ | 一部の輸入ボードゲーム専門店(※在庫は不安定です) |
|---|---|
| 家電量販店 | 取り扱いなし |
| バラエティショップ | 取り扱いなし |
以下、ネット通販のAmazonや楽天・Yahoo!ショッピングからもご購入頂けます。
ポチップ
「シークレット・ヒトラー」はどんなゲーム?|遊び方&ルール

ゲーム開始時、各プレイヤーには「陣営カード(自由党 または ファシスト党)」と「キャラクターカード(ヒトラーはファシスト陣営の1人)」が配られます。
ファシスト同士は誰が仲間か知っていますが、ヒトラー本人は「誰が味方のファシストか分からない」状態です。自由党(リベラル)はもちろん何も知りません。
目的:陣営によって勝利条件が異なります!
・【自由党(リベラル)】:青い「リベラル法案」を5枚可決する。または、ゲーム途中で「ヒトラーを暗殺」する。
・【ファシスト党】:赤い「ファシスト法案」を6枚可決する。または、ファシスト法案が3枚以上可決された状態で「ヒトラーが首相に選ばれる」。
自分の番でやること
ゲームはラウンド制で、以下のフェイズを繰り返します。
- 選挙(大統領と首相の指名)
- 【超重要】立法(法案の可決)と、究極の「言い訳」!
- 大統領の「権力」の行使(※赤い法案が通った時のみ)
順番に「大統領候補」になります。大統領候補は、他の誰か1人を「首相候補」に指名します。
その後、全員で「この2人に政治を任せていいか(法案を引かせていいか)」を「Ja(賛成)」か「Nein(反対)」のカードで多数決投票します。
過半数が賛成すれば、2人は正式に大統領と首相になります。
選ばれた大統領は、山札から「法案カード」を3枚引きます。その中から1枚を裏向きで捨て、残りの2枚を首相に渡します。
首相は、受け取った2枚のうち1枚を捨て、残った1枚を表向きにして可決させます!
赤い「ファシスト法案」が可決されていくと、一時的に大統領に強大な権力が与えられます。「誰かの陣営をこっそり見る」「次の大統領を指名する」、そして「誰か1人を銃殺する(ゲームから除外する)」といった恐ろしい能力です。
※「赤い法案しか引けなかった!」という魔法の言葉
このゲームの山札には、青いリベラル法案が「6枚」、赤いファシスト法案が「11枚」と、圧倒的に赤い法案が多く入っています。
そのため、リベラルの大統領が山札から3枚引いた時、「3枚とも赤色」という事故が頻発します。当然、大統領が首相に渡すのも赤、可決されるのも赤色になります。
すると周りからは「おい!お前らリベラルって言ってたのに、なんでファシスト法案を通したんだ!!」と激しく責められます。
大統領は「違うんだ!山札から引いた3枚が全部赤だったから、どうしようもなかったんだ!!」と弁明します。
しかし、大統領が実はファシストで、青が混ざっていたのにこっそり捨てたのかもしれません。この「本当に運が悪かっただけなのか、嘘をついているのか」を見極める議論が、圧倒的な面白さを生み出します。
「シークレット・ヒトラー」の評価・レビュー
総合点数
「シークレット・ヒトラー」
「ファシスト法案の方が多い」という山札の構成が、完璧な「言い訳」と「疑心暗鬼」を作る!
「ヒトラーが首相になったら負け」というルールにより、選挙のたびに息が止まる緊張感!
正体隠匿系の中で、最もシステム的で論理的な推理が楽しめる最高峰の傑作!
おもしろさ
ギスギス度
難易度
中毒性
数多くの正体隠匿(人狼系)ゲームが存在しますが、その中でも「面白さの安定感」においてトップクラスに君臨する傑作です。
人狼ゲームの最大の欠点である「喋るのが苦手な人が何もできない」「序盤に殺されるとヒマ」という問題が、見事に解決されています。ゲームの中核が「カードを引いて渡す」というシステムに依存しているため、「引いたカードが悪かった」と嘘をつくのが非常に簡単で、初心者でも堂々とファシストを演じることができます。
また、終盤にファシスト法案が3枚可決されると「次にヒトラーが首相に選ばれた瞬間、ゲームオーバー」という状況になり、誰を首相に指名するかの選挙が震えるほど盛り上がります。「あいつを信じていいのか!?いや、あいつがヒトラーだ!」というヒリヒリとした議論と、正体が明かされた時の「やっぱりお前かー!」というカタルシスは、他のゲームではなかなか味わえません。大人数で集まるなら絶対に持っておきたい一箱です。
「シークレット・ヒトラー」はこんな人におすすめ!
- 『人狼ゲーム』のような疑心暗鬼は好きだけど、完全にトークだけで嘘をつくのは少し苦手な人
- 「俺は絶対に味方だ!信じてくれ!」と、大声で説得し合うバチバチの議論ゲームが好きな人
- 7〜10人の大人数で集まった時に、全員が最後まで熱中できるドラマチックなゲームを探している人
後半になると大統領の権力による「銃殺(プレイヤーの脱落)」が発生しますが、ゲームのクライマックスの数ターンの間だけなので、脱落した人も最後までハラハラしながら結末を見守ることができ、待ち時間はそれほど気になりません。
言葉を尽くして仲間を信じさせるか、巧みな嘘で議会を掌握するか。1930年代のドイツを舞台にした究極の政治的心理戦に身を投じてみてください!
ポチップ



