にゃん
にゃん
ラー!?「ラーメン」のことかにゃ?太陽の下で熱々のラーメンをすする、大食い競争のゲームかにゃ?お腹すいてきたにゃ!
メモるん
メモるん
ラーメンじゃなくて、古代エジプトの太陽神「ラー」のことだよ!プレイヤーは古代エジプトの有力者になって、ファラオやナイル川、モニュメントなどのタイルを「競り」で集めて国を発展させるんだ。天才数学者ライナー・クニツィアが作った「三大競りゲーム」の1つで、世界中で愛され続けている歴史的名作だよ!

この記事では、ボードゲーム「ラー(Ra)」の特徴や遊び方&ルール、価格・どこで買えるかについて解説しています。

「ラー」とは?

「ラー」は、ボードゲーム界の巨匠ライナー・クニツィアによって1999年に発表されたボードゲームです。
袋から引いたタイルを場に並べていき、価値が高まったところで自分の持ち札(太陽チップ)を使って「競り落とす」という、非常にシンプルながら奥深い競り(オークション)ゲームの金字塔です。「自分の使ったお金(チップ)が、次に落札した人の持ち金になる」という、お金が天下を回る美しすぎるシステムが高く評価されており、発売から20年以上経った今でも全く色褪せない魅力を持っています。

値段 約5,500円〜(※バージョン・流通状況により変動)
プレイ人数 2〜5人(※3〜4人が最もバランス良く白熱します)
プレイ時間 約45〜60分
対象年齢 12歳以上
難易度 ふつう(※タイルの価値を見極める「相場観」が少し必要です)
タイプ 競り・セットコレクション・チキンレース
雰囲気 ワイワイ / ヒリヒリ / 「ラー!」の掛け声
サイズ 大箱
にゃん
にゃん
競りってことは、「100円!」「いや200円!」ってどんどん値段を釣り上げていくゲームだにゃ?熱くなりそうだにゃ!
メモるん
メモるん
それが少し違うんだ!ラーの競りは、1人1回しか値段を言えない「一発勝負の競り」なんだよ!しかも、お金じゃなくて「1〜16の数字が書かれた太陽チップ」を使うから、「ここで強いチップを使うか、温存するか」の駆け引きがめちゃくちゃ悩ましいんだ!

どこで買える?

「ラー」は競りゲームの超定番として、何度かデザインを一新して再販(リメイク)されています。現在は、豪華なコンポーネントになった新版(テンデイズゲームズ版など)が流通しています。

ホビーショップ テンデイズゲームズ、駿河屋、イエローサブマリンなど
家電量販店 ヨドバシカメラなど(※一部の大型店舗のみ)
バラエティショップ 取り扱いなし

以下、ネット通販のAmazonや楽天・Yahoo!ショッピングからもご購入頂けます。

メモるん
メモるん
旧版はプレミア価格になっていることもあるから、今から買うならコマが大きくて遊びやすくなった新装版(25周年記念版など)がおすすめだよ!

「ラー」はどんなゲーム?|遊び方&ルール


ゲームは3つの「時代(エポック)」に分かれています。各プレイヤーは、競りに使うための「太陽チップ(数字の書かれた木のメダル)」を3〜4枚持ってゲームをスタートします。

目的:全3時代(ラウンド)終了時に、最も多くの「勝利点」を獲得したプレイヤーの勝ち!

勝利点は、競り落としたタイル(ファラオ、ナイル川、モニュメントなど)の組み合わせ(セットコレクション)によって計算されます。

自分の番でやること

手番が来たら、以下の3つのアクションの中から「1つ」だけを選んで実行します。

  1. 袋から「タイル」を1枚引いて、場に並べる!
  2. これが基本のアクションです。袋からタイルを1枚引き、場の中央の競りボードに並べます。
    良いタイルが出れば場の価値は上がり、誰も競りを始めなければ、どんどんタイルが場に溜まっていきます。(※場に溜まるタイルは最大8枚まで)。

  3. 【超重要】「ラー!」と宣言して『競り』を始める!
  4. 場に溜まったタイルを見て「これなら欲しい!」と思ったら、自分の手番で「ラー!」と宣言して競りを開始します。
    競りは、ラーを宣言した人の「左隣の人」から時計回りに、「1回だけ」自分の持っている太陽チップを提示(入札)するか、パスするかを選びます。後から入札する人は、必ず前の人より大きい数字のチップを出さなければなりません。
    一番大きい数字を出した人が、場にある「すべてのタイル」を丸ごと獲得します!

  5. 神タイルを使って、場のタイルを1枚もらう!
  6. 以前の競りで獲得していた「神タイル」を手放すことで、場に出ている好きなタイルを1枚だけこっそりもらうことができます。

  7. 恐怖の「ラータイル」による強制競り!
  8. 袋から引いたタイルが「太陽神ラーのタイル」だった場合、強制的にその場で競りが始まってしまいます!
    さらに、ラーのタイルが一定枚数(時代によって異なります)出た瞬間、その時代は即座に終了してしまいます!
    「もっとタイルが溜まるまで待とう…」と欲張っていると、ラーが出て突然時代が終わり、何も獲得できずに終わってしまうという強烈なチキンレースの要素があります。

※天下の回り物「太陽チップの交換」

このゲームを天才的たらしめているのが、競りに使ったチップの扱いです。
競りに勝って場にあるタイルを丸ごと獲得した人は、自分が今回使った「太陽チップ」を場の中央に置き、代わりに「場の中央に置かれていた太陽チップ」をもらって自分の持ち札にします。
つまり、「強いチップ(15や16)」を使って豪華なタイルを落札すると、次は「場にあった弱いチップ(2や3)」を押し付けられ、次の競りで勝つのが難しくなるのです!この美しすぎる循環システムが、ラーの最大の魅力です。

にゃん
にゃん
なるほど〜!強いお金を使ったら、次からは弱いお金しか使えなくなっちゃうんだにゃ!じゃあ、誰も欲しがらない時に弱いお金でこっそり落札するのが賢いんだにゃ!
メモるん
メモるん
その通り!でも、タイルの中には「せっかく集めたタイルを捨てなきゃいけない『災いタイル(干ばつ、地震など)』」も混ざっているんだ。「ファラオがたくさんあって欲しいけど、一緒に『地震』も付いてくるからいらない!」っていう、抱き合わせ販売のジレンマがめちゃくちゃ笑えるんだよ!

「ラー」の評価・レビュー

総合点数

「ラー」

「強いチップを使うと弱いチップになる」という、天才的なオークションの循環システム!

良いタイルと悪いタイルが混ざった場を、誰がどのタイミングで競り落とすかのチキンレース!

「ラー!」と大きな声で宣言して場を支配する、ボードゲームならではの盛り上がり!

9.5

おもしろさ

6.0

ギスギス度

5.0

難易度

9.0

中毒性

総合平均評価


ボードゲームにおける「競り(オークション)」の面白さを学ぶなら、絶対に避けては通れない、そしてこれ以上の完成度を誇るものはなかなか無いと言えるほどの歴史的大傑作です。
「1人1回しか入札できない(競り上げない)」ことと、「使ったチップが次の人のものになる」というシステムにより、競りゲーム特有の「相場が分からなくて初心者がボロ負けする」という欠点を見事に克服しています。
また、「ラータイルが出たら強制的に競り」「規定枚数でラウンド強制終了」という運要素(チキンレース要素)が絶妙なスパイスになっており、「お願いだからラー出ないで!」「よし出た!これで誰も買えないぞ!」と、袋からタイルを引くたびに一喜一憂するパーティーゲームのような盛り上がりも兼ね備えています。
ユーロゲームの美しさと楽しさが詰まった、一家に一つ置いておくべきマスターピースです。

「ラー」はこんな人におすすめ!

こんな人におすすめ!
  • 「この価値ならいくら出すか?」という相手の懐具合を探り合う、ヒリヒリとした競りゲームが好きな人
  • 欲張って待っていると強制終了して「あーっ!」と絶叫するような、チキンレースのドキドキ感が好きな人
  • 巨匠ライナー・クニツィアの作品のファン、またはボードゲームの歴史に残る名作を体験したい人

各時代の得点計算では、「ファラオを一番多く持っている人」「ナイル川と洪水のセット」「モニュメントの種類」など、多様な得点ルート(セットコレクション)が用意されています。相手が何を集めているかをしっかり観察し、自分の強いチップをどこで切るかを見極めるのが勝利の鍵です。
太陽神の威光の元、古代エジプトの富を巡る最高のオークションに参加してみてください!「ラー!!」

にゃん
にゃん
よーし!にゃんは手番が来るたびに、まだタイルが1枚しか出てないのに「ラー!」って叫んで、みんなを焦らせてやるにゃ!
メモるん
メモるん
それも立派な戦術だけど、自分が「ラー」を宣言したのに誰も入札(パス)しなかったら、自分が必ず買わなきゃいけなくなっちゃうルールがあるから気をつけてね!価値のない時にラーを連発すると、自分の強いチップを無駄遣いして自滅することになるよ!他の「標準(30〜60分)」で遊べる「名作」ゲームも紹介してるからチェックしてね!