にゃん
にゃん
プエルトリコ!?南の島の陽気なリゾート地の名前だにゃ!ハンモックに揺られながら、冷たいトロピカルジュースを飲むバカンスのゲームかにゃ?
メモるん
メモるん
バカンスとは程遠い、ゴリゴリの経営ゲームだよ!プレイヤーはプエルトリコ島の開拓者になって、農園を作り、建物を建てて、収穫した作物を船で旧大陸へ出荷して富と名声を競うんだ。2002年に発売されて以来、世界のボードゲームランキングで長年1位に君臨し続けた、歴史的な最高傑作だよ!

この記事では、ボードゲーム「プエルトリコ(Puerto Rico)」の特徴や遊び方&ルール、価格・どこで買えるかについて解説しています。

「プエルトリコ」とは?

「プエルトリコ」は、ドイツのアレア(alea)社から2002年に発売された重量級ボードゲームです。
一人が選んだ「役割(アクション)」を全員が順番に実行するが、選んだ本人だけは特別なボーナス(特権)をもらえるという、いわゆる「ヴァリアブル・フェイズ・オーダー(可変フェイズ順)」と呼ばれるシステムを世に知らしめ、その後のボードゲーム界に多大な影響を与えた歴史的マスターピースです。
※現在は、時代背景やコンポーネントを現代風にリメイクした『プエルトリコ1897』や『プエルトリコ20(豪華版)』などの新版が流通しています。

値段 約6,000円〜(※バージョン・流通状況により変動)
プレイ人数 2〜5人(※3〜4人が最もバランスが良いとされています)
プレイ時間 約90〜120分
対象年齢 12歳以上
難易度 むずかしい(※運要素がほぼ無く、戦略が問われます)
タイプ 役割選択・拡大再生産・リソース管理
雰囲気 無言 / じっくり / 息詰まる駆け引き
サイズ 大箱
にゃん
にゃん
運の要素がないってことは、サイコロを振ったりカードを引いたりしないんだにゃ?にゃんの神頼みが通用しないにゃ!
メモるん
メモるん
農園のタイルがランダムに出るくらいの運要素はあるけど、基本的には「相手が今何をしたいか」を読んで、相手の嫌がるアクションを選んだり、自分だけが得するタイミングを狙うっていう、すごくシビアで洗練された実力勝負のゲームなんだ!

どこで買える?

「プエルトリコ」は重量級ゲームの古典的な大定番であるため、ボードゲーム専門店を中心に流通しています。現在は新版の『プエルトリコ1897』などが見つけやすいです。

ホビーショップ 駿河屋、イエローサブマリンなど
家電量販店 ヨドバシカメラなど(※一部の大型店舗のみ)
バラエティショップ 取り扱いなし

以下、ネット通販のAmazonや楽天・Yahoo!ショッピングからもご購入頂けます。

メモるん
メモるん
ネット通販のAmazonであれば、すぐに購入できるからおすすめだよ!旧版はプレミア価格になっていることもあるから、今から買うならコンポーネントが遊びやすくなった新装版(1897など)がおすすめだよ!

「プエルトリコ」はどんなゲーム?|遊び方&ルール


各プレイヤーは自分の個人ボードを持ち、そこに農園(プランテーション)タイルや建物タイルを配置して開拓を進めます。

目的:ゲーム終了時に、最も多くの「勝利点」を獲得したプレイヤーの勝ち!

勝利点は主に「作物を出荷する」ことと、「大きな建物を建てる」ことで獲得します。

自分の番でやること

各ラウンドは、スタートプレイヤーから順番に、場に並んだ「役割カード」の中から1枚を選ぶことで進行します。ここがゲームの最大のポイントです。

  1. 役割の「選択」と「特権」
  2. 手番プレイヤーは、「開拓者」「建築家」「監督」「商人」「船長」などの役割から1つを選びます。
    役割を選んだ人には、その役割に応じた「特権(ボーナス)」が与えられます。

  3. 【超重要】全員がそのアクションを実行する!
  4. 手番プレイヤーが役割を選んだら、「手番プレイヤーから時計回りに、全員が順番にその役割のアクションを1回ずつ実行」します。(※特権をもらえるのは選んだ本人だけです)。
    【開拓者】:新しい「農園」のタイルを取って自分のボードに置く。(特権:採石場を取れる)。
    【建築家】:お金を払って「建物」を建てる。(特権:建築コストが1安くなる)。
    【監督】:農園と工場から「作物(トウモロコシ、インディゴ、砂糖など)」を生産する。(特権:追加で1つ多く作物がもらえる)。
    【商人】:作物を1つ商店に売って「お金」を得る。(特権:売値が1高くなる)。

  5. 次の人の手番へ
  6. 全員がそのアクションを終えたら、次の人が「まだ誰にも選ばれていない役割」の中から1つを選び、また全員でそのアクションを行います。
    全員が1回ずつ役割を選んだらラウンド終了。選ばれなかった役割の上には「1金」が乗せられ、次ラウンド以降にそれを選んだ人がお金をもらえる仕組み(誰も選ばない役割を魅力的にするシステム)になっています。

※このゲーム最大の修羅場「船長フェイズ(出荷)」

プエルトリコを最高に面白く、そして残酷にしているのが「船長」の役割です。
船長が選ばれると、全員が「自分の作物を船に積んで、勝利点を得る」アクションを行います。しかし、ここには「積める作物は、絶対に積まなければならない」という恐ろしいルールがあります。
船には種類ごとの定員があり、「あいつが先にインディゴを積んだから、俺のインディゴはもうこの船には積めない!」という早取りの陣取りが発生します。
さらに恐ろしいことに、出荷フェイズが終わった後、「船に積めず、倉庫にも入りきらなかった余った作物はすべて腐って捨てさせられる」のです!
「俺は次に売ってお金にするためにコーヒーを大切に持っていたのに、なぜ今『船長』を選んだ!!」という阿鼻叫喚がテーブルに響き渡ります。

にゃん
にゃん
にゃるほど〜!「自分が特権をもらって嬉しい」だけじゃなくて、「今これを選んだら、あいつが得しちゃうからやめておこう」って相手の状況を見るゲームなんだにゃ!
メモるん
メモるん
その通り!自分だけが得をして、相手は何もできない(お金がなくて建物が建てられない、など)タイミングを見計らって役割を選ぶのが、このゲームの最強の戦術なんだ!相手のボードをじーっと観察する、究極のインタラクション(絡み)が味わえるよ!

「プエルトリコ」の評価・レビュー

総合点数

「プエルトリコ」

「選んだアクションを全員が行う」という、後世のゲームに多大な影響を与えた大発明!

相手がやりたいことを先に潰すか、自分がやりたいことを通すか、息詰まる選択!

船に作物を積めずに腐らせてしまう時の、「やられた!」という強烈なジレンマ!

10.0

おもしろさ

8.0

ギスギス度

8.5

難易度

9.5

中毒性

総合平均評価


発売から20年以上が経過した現在でも、「これを越えるゲームはなかなかない」と多くのボードゲーマーに言わしめる、まさに「生きた伝説」のような作品です。
「全員が同じアクションを行う」というシステムのおかげで、他人の手番中も自分のアクションがあるため、長時間のゲームでありながらダウンタイム(待ち時間)のストレスが驚くほど少ないのが特徴です。
運の要素がほぼ排除されており、「あそこで私が建築家を選んだから、次のアイツに船長を選ばれてしまった…!」というように、すべてはプレイヤーの選択(プレイング)の連続で結果が決まります。そのため、実力差が出やすく初心者が経験者に勝つのは少し難しいですが、「次はもっと上手く立ち回れるはずだ」という強烈なリプレイ欲求を掻き立てられる、奥深すぎる大傑作です。

「プエルトリコ」はこんな人におすすめ!

こんな人におすすめ!
  • 運の要素に左右されず、プレイヤーの戦略と読み合いが勝敗を分ける硬派な重ゲーが好きな人
  • 相手の盤面を見て「今あいつにお金がないから、建築家を選ぼう!」と出し抜くのが好きな人
  • ボードゲームの歴史に名を刻む「絶対に遊んでおくべき名作(マスターピース)」を体験したい人

相手の作物を強制的に出荷させて腐らせるなど、間接的でありながら非常に攻撃的な(バチバチする)要素があるため、平和に自分の農園だけを育てたい人には少しヒリヒリするかもしれません。しかし、そのジレンマこそがこのゲームの最高のスパイスです。
カリブ海の開拓者となり、富と名誉を懸けた最高の経営戦略に身を投じてみてください!

にゃん
にゃん
よーし!にゃんはトウモロコシを山のように生産して、自分だけのおっきな船に全部積んで大金持ちになるにゃ!
メモるん
メモるん
トウモロコシは無料で生産できるから強いけど、船のスペースは全員で共有だから、もたもたしてると他の人に積む場所を奪われちゃうよ!それに、作物を売ってお金にしないと大きな「建物(勝利点)」が建てられないから、生産・販売・出荷のバランスが名知事の腕の見せ所だよ!他の「長時間(60分〜)」「じっくり」遊べる名作ゲームも紹介してるからチェックしてね!