にゃん
にゃん
ロストシティ!?失われた都市ってことは、迷子になっちゃったにゃんこを町中から探し出すお散歩ゲームかにゃ?
メモるん
メモるん
迷子じゃなくて、密林や砂漠に眠る「古代遺跡」を発見するための探検に出発するゲームだよ!『バトルライン』と同じ天才デザイナー、ライナー・クニツィアが作った2人専用ゲームの金字塔なんだけど……「探検を始めると、いきなりマイナス20点(大借金)からスタートする」っていう、信じられないくらい胃が痛くなる極上のチキンレースなんだ!

この記事では、ボードゲーム「ロストシティ(Lost Cities)」の特徴や遊び方&ルール、価格・どこで買えるかについて解説しています。

「ロストシティ」とは?

「ロストシティ」は、1999年にドイツのKosmos社から発売された、2人専用の対戦カードゲームです。(※現在は日本語版も広く流通しています)。
『バトルライン』と並び、「2人専用カードゲームの最高傑作」と称されるライナー・クニツィアの代表作の一つです。ルールは「手札からカードを1枚出し、1枚引く」という驚くほどシンプルなものですが、「カードを出して探検を始めたルートは、最低でも20点分のカードを出さないとマイナス点(赤字)になる」というシビアな得点計算が、ボードゲーム界屈指の「ジレンマ(あちらを立てればこちらが立たずの葛藤)」を生み出します。

値段 約2,750円(※流通状況により変動)
プレイ人数 2人専用
プレイ時間 約30分
対象年齢 10歳以上
難易度 かんたん(※ルールは5分で分かりますが、悩みは深いです)
タイプ カードゲーム・セットコレクション・ハンドマネジメント
雰囲気 無言 / じっくり / 胃が痛い / カウントダウン
サイズ 中箱〜小箱
にゃん
にゃん
カードを出すといきなり借金になるにゃんて、詐欺だにゃ!じゃあ、何もカードを出さなきゃいいんだにゃ?
メモるん
メモるん
1枚もカードを出さなかったルートは「0点」だから借金にはならないよ!でも、相手が探検を成功させてプラス点を出してきたら、自分も何か出さないと負けちゃうんだ。だから「勝つために、どこまでリスクを背負うか」の判断がめちゃくちゃ面白いんだよ!

どこで買える?

「ロストシティ」は2人専用ゲームのクラシックな大定番であり、ボードゲーム専門店や大型書店、ネットショップなどで幅広く取り扱われています。

ホビーショップ グループSNE取扱店、駿河屋、イエローサブマリンなど
家電量販店 ヨドバシカメラ、ビックカメラなど
バラエティショップ ハンズ、ロフトなど(※一部店舗のみ)

以下、ネット通販のAmazonや楽天・Yahoo!ショッピングからもご購入頂けます。

メモるん
メモるん
ネット通販のAmazonであれば手に入りやすいよ!現在はグループSNE / cosaicから、コンポーネントがしっかりした「完全日本語版」が発売されていて、さらに「6色目のルート(新しい探検地)」が追加された最新バージョンで遊べるようになっているよ!

「ロストシティ」はどんなゲーム?|遊び方&ルール


テーブルの中央にメインボードを置きます。ボードには5色(拡張を入れると6色)の「捨て札置き場」が描かれています。
カードには、各色ごとに「2〜10の数字カード」と、「握手マークの描かれた投資カード」の3枚があります。お互いに手札を8枚持ってゲームスタートです。

目的:ゲーム終了時(山札が尽きた時)に、各ルートの「合計点数」が相手より高かったプレイヤーの勝ち!

通常はこれを3ラウンド(3回)行い、合計得点で勝敗を決めます。

自分の番でやること

手番が来たら、以下の2つの手順を「必ず1回ずつ」行います。

  1. カードを1枚「出す」か「捨てる」!
  2. 手札からカードを1枚選びます。
    【出す(探検を進める)】:自分の手元に、色ごとに列を作って表向きで並べます。
    【捨てる】:中央ボードの、その色に対応した「捨て札置き場」に表向きで置きます。

  3. カードを1枚「引く」!
  4. 【山札から引く】:裏向きの山札の一番上から1枚引きます。
    【捨て札から拾う】:中央ボードのいずれかの色の「捨て札置き場の一番上」にあるカードを拾います。(※自分がたった今捨てたカードを拾うことはできません)。

  5. 【超重要】カードを「出す」時の絶対ルール!
  6. 自分の手元にカードを並べる時、必ず「前の数字よりも大きい数字(昇順)」になるようにしか出せません!
    (例:「4」の次に「7」を出したら、もうそのルートには「5」や「6」を出すことは一生できません)。

  7. 一獲千金か大借金か!「投資カード」!
  8. 「投資カード(握手マーク)」は、そのルートに数字カードを出す「前」にしか出せません。
    投資カードを出しておくと、そのルートの最終的な点数(プラスもマイナスも)が「2倍」になります!(※投資カードを2枚出していれば3倍、3枚なら4倍になります)。

※脳がヒリヒリする得点計算(チキンレース)

山札がすべてなくなったら即座にゲーム終了となり、得点計算を行います。
各色ごとに、「手元に出したカードの数字の合計」から「20点(探検の基本費用)」を引きます。
・【例A】手元に「5, 8, 10」を出した。合計23点 − 20点 = 「+3点」
・【例B】手元に「投資カードを1枚」出し、その後「6, 7」を出した。
合計13点 − 20点 = −7点。投資カードがあるので2倍になり、なんと「−14点(大赤字)」
つまり、「カードを出すからには、最低でも合計が20点を超えるように出さないとマイナスになる」のです。手札には8枚しかなく、相手がどの数字を握っているかも分かりません。「このルート、今は数字の『9』と『10』しか持ってないけど、引けることを祈って投資カードから始めるか…?」という極限のチキンレースが楽しめます。

にゃん
にゃん
にゃるほど〜!「2・3・4」みたいに小さい数字からコツコツ出していきたいけど、手札に「8」しかない時は、小さい数字を引くまで待つか、「8」から出しちゃうかの決断を迫られるんだにゃ!
メモるん
メモるん
しかも、自分が待っている「5」や「6」のカードを、相手がわざと手札に隠し持っていることもあるんだよ!手札がいっぱいで「捨てる」しかない時、相手が欲しがっている色を捨てたら拾われちゃうから、「捨てたいのに捨てられない!」っていう苦しさが最高に悩ましいんだ!

「ロストシティ」の評価・レビュー

総合点数

「ロストシティ」

「1枚出して1枚引く」という究極に洗練されたルールの中に詰まった濃密な思考!

「20点のマイナスからスタート」というシステムが生む、胃が痛くなるようなチキンレース!

「相手に拾われるからカードが捨てられない!」というハンドマネジメントの極致!

9.5

おもしろさ

5.0

ギスギス度

2.0

難易度

9.5

中毒性

総合平均評価


巨匠ライナー・クニツィアの「ジレンマ」を味わう上で、これほど最適で純度の高いゲームは他にありません。
ゲームの仕組みは『ソリティア』などのトランプゲームの延長線上にあるほどシンプルですが、「マイナス20点からのスタート」と「投資カードによる倍率」というルールが加わるだけで、1枚のカードを出す重みが全く違うものに化けます。
特に秀逸なのが「山札が尽きたらゲーム終了」というシステムです。自分がカードを引くたびに世界の終わり(ゲーム終了)が近づいてくるため、「あと1枚、あの色の『10』が引ければ大黒字なのに!」というヒリヒリとした焦燥感がプレイヤーを襲います。
直接的な攻撃要素(殴り合い)はないため、カップルや夫婦で静かに、しかし頭の中はフル回転させながらバチバチの心理戦を楽しむのに最高の傑作です。

「ロストシティ」はこんな人におすすめ!

こんな人におすすめ!
  • 「出して、引く」という数分で覚えられる簡単なルールで、とことん奥深い心理戦を味わいたい人
  • 「リスクを承知で大勝負に出るか、安全に降りるか」というチキンレースのスリルが大好きな人
  • 相手の場と捨て札をじっと観察し、「相手が何を待っているか」を読み切るのが好きな人

1つのルートに8枚以上のカード(投資カード+数字カード)を出すことができると、「+20点」のボーナスポイントがもらえます。これを投資カードと組み合わせると、一気に逆転不能なほどの大差をつけるロマンチックな展開も待っています。
密林の奥深く、まだ見ぬ財宝を目指して。あなたの探検は無事に黒字で終われるでしょうか、それとも大借金を背負うのでしょうか!?

にゃん
にゃん
よーし!にゃんはすべての都市のルートで、最初に「投資カード」を3枚ずつ出して、点数を4倍の超大儲けにしてやるにゃ!大富豪だにゃ!
メモるん
メモるん
投資カードを3枚も出したら、その後に数字のカードをたくさん引けないと「マイナス20点 × 4倍 = マイナス80点」の大借金になって、一瞬で破産するよ!!欲張りすぎると確実に自滅するっていうのが、このゲームの恐ろしいところなんだ!他の「短時間(〜30分)」で遊べる「2人専用」ゲームも紹介してるからチェックしてね!