【2〜5人向け】ボードゲーム『コンコルディア』ルール&レビュー!「カードを1枚出すだけ」の洗練された極上ロマン
この記事では、ボードゲーム「コンコルディア(Concordia)」の特徴や遊び方&ルール、価格・どこで買えるかについて解説しています。
「コンコルディア」とは?
「コンコルディア」は、マック・ゲルツによってデザインされ、2013年に発売された中〜重量級ボードゲームです。
自分の手番に行うことは「手札からカードを1枚選び、そこに書かれたアクションを実行する」だけ。サイコロなどの運要素はなく、デッキ構築(手札を増やしていく)と、マップ上のネットワーク構築(陣取り)が美しく融合しています。
他プレイヤーへの直接攻撃や、場所の完全な取り合い(ブロック)が少なく、タイトル通り「調和」の取れた平和的ながらも濃密なプレイ感が楽しめる、世界中のゲーマーから愛され続ける大定番タイトルです。
| 値段 | 約7,700円(※流通状況により変動) |
|---|---|
| プレイ人数 | 2〜5人(※3〜4人が最もおすすめです) |
| プレイ時間 | 約90分 |
| 対象年齢 | 13歳以上 |
| 難易度 | むずかしい(※ルール自体は非常に簡単ですが、戦略が深いです) |
| タイプ | 手札管理・デッキ構築・ネットワーク構築・リソース管理 |
| 雰囲気 | 無言 / じっくり / 平和的 / 計画性 |
| サイズ | 大箱 |
どこで買える?
「コンコルディア」は重量級ボードゲームの定番として、ボードゲーム専門店を中心に流通しています。
| ホビーショップ | ニューゲームズオーダー直販、駿河屋、イエローサブマリンなど |
|---|---|
| 家電量販店 | ヨドバシカメラなど(※一部の大型店舗のみ) |
| バラエティショップ | 取り扱いなし |
以下、ネット通販のAmazonや楽天・Yahoo!ショッピングからもご購入頂けます。
「コンコルディア」はどんなゲーム?|遊び方&ルール

各プレイヤーは、ローマから出発する陸路と海路の入植者コマと、初期手札となる7枚の「人物カード」を持ってゲームをスタートします。
目的:ゲーム終了時に、最も多くの「勝利点」を稼いでいたプレイヤーの勝ち!
勝利点は、ゲーム中に建てた都市の数や、生産できる品物の種類、入植者の数などに、「自分が購入したカードに描かれている神様の掛け率」を掛け算して計算します。
自分の番でやること
各プレイヤーは手番が来たら、「手札からカードを1枚出して、その効果を実行する」だけです。使ったカードは自分の前に表向きの捨て札として重ねていきます。
- 【建築家】コマを動かして建物を建てる!
- 【長官】属州から品物を生産する!
- 【商人 / 入植者】交易と開拓!
- 【元老院議員】新しいカードを購入する!
- 【護民官】すべてを手札に回収!
自分の入植者コマ(陸・海)をマップ上の道に沿って移動させ、コマが隣接している都市にお金と資源(レンガなど)を払って「家」を建てます。
※このゲームが平和な理由:すでに他のプレイヤーが家を建てている都市でも、「割増料金」を払えば自分も家を建てることができます!完全な締め出しはありません。
マップ上の特定のエリア(属州)を指定し、そこに家を建てている「全員」が品物(麦、布、ワインなど)を受け取ります。
自分がたくさん家を建てているエリアを指定すればお得ですが、他の人も便乗して品物をもらえるため、タイミングが重要です。
「商人」カードでお金と品物を売買(交換)したり、「入植者」カードでローマから新しい入植者コマをマップ上に出撃させたりします。
場に並んでいる新しい「人物カード」を、資源を払って購入し、すぐに手札に加えます。
これにより、強いアクションが追加されるだけでなく、「ゲーム終了時の得点計算の掛け率」が増えるため、コンコルディアにおいて最も重要なアクションです。
「護民官」カードを出すと、これまで使って捨て札になっていた自分のカードを「すべて手札に戻す」ことができます!
たくさんカードを使ってから回収した方が、ボーナスのお金をもらえるため、いつ護民官を使うかがプレイヤーの腕の見せ所です。
※「カードそのものが得点になる」という美しすぎるシステム
コンコルディアが名作と呼ばれる最大の理由は「得点計算」にあります。
ゲーム中、目に見える勝利点はほとんど入りません。ゲームの最後に、自分のデッキにあるすべてのカードの一番下に書かれた「神様の名前(ウェスタ、ユピテル、サトゥルヌスなど)」を確認します。
例えば、「サトゥルヌス」の神様は「自分が家を建てている属州1つにつき1点」というルールを持っています。
もしあなたが10個の属州に家を建てており、サトゥルヌスのカードを「3枚」買っていたら、「10個 × 3枚 = 30点」という莫大な点数が入るのです!
「自分がマップ上で広げた陣地」と「それに合った神様のカードを買う」という2つの要素が見事に噛み合った時、凄まじい爆発力を生み出します。
「コンコルディア」の評価・レビュー
総合点数
「コンコルディア」
「手札を1枚出して効果を解決するだけ」という、重ゲーらしからぬ圧倒的な分かりやすさ!
カードの購入が「アクションの強化」と「勝利点の増加」を兼ねている究極のシステム!
他人の都市にも相乗りできるため、ギスギス感がなく平和に陣取り(発展)が楽しめる!
おもしろさ
ギスギス度
難易度
中毒性
ボードゲームの「手札管理(ハンドマネジメント)」と「デッキ構築」の面白さを、極限まで美しく、そして洗練させた歴史的な傑作です。
重ゲーといえば「手番でできることが多すぎて初心者がパニックになる」ことが多いですが、コンコルディアは「手札から1枚選んで出すだけ」という驚異的なシンプルさを誇るため、ルールの理解は非常に簡単です。しかし、「どの順番でカードを出すか」「いつ護民官で手札を回収するか」「どの神様のカードを買って特化するか」という戦略の幅がとてつもなく広く、プレイするたびに新しい発見があります。
「長官」のアクションによって自分以外にも便乗して資源が入るシステムや、お金さえ払えば他人の都市にも家を建てられるシステムにより、直接的な妨害や嫌がらせが起きにくく、非常にピースフル(平和的)なプレイ感です。ユーロゲームの「美しい骨格」を味わうために、絶対に遊んでおくべきマスターピースです。
「コンコルディア」はこんな人におすすめ!
- 「カードを1枚出すだけ」のような、ルールはシンプルだけど考えることが深いゲームが好きな人
- 相手の邪魔をするバチバチの陣取りよりも、自分のルートを平和に開拓していくゲームが好きな人
- 「デッキ構築」が好きで、買ったカードがそのまま勝利点の倍率に繋がる美しいシステムを体験したい人
ゲームの終了条件は「誰かが最後のカードを購入する」か「誰かが自分の家(15個)をすべて建て切る」かのどちらかです。ゲーム中は誰が勝っているのかパッと見で分かりにくいため、最後の「神様ごとの得点計算」で、一気に点数が跳ね上がって大逆転が起きるのも最高に盛り上がります。
地中海を股にかけ、自分だけの完璧なカードの巡り(エンジン)と美しい交易ネットワークを作り上げてください!



