【1〜4人向け】ボードゲーム『マルカイボ』ルール&レビュー!カリブ海を巡る至高の航海&カードコンボ
この記事では、ボードゲーム「マルカイボ(Maracaibo)」の特徴や遊び方&ルール、価格・どこで買えるかについて解説しています。
「マルカイボ」とは?
「マルカイボ(Maracaibo)」は、2019年に発売され、世界中の重量級ゲーマーから絶賛されたボードゲームです。
名作『グレート・ウエスタン・トレイル』の「すごろくのようにコマを進めてアクションを行う(ロンデル)」システムをベースに、多目的に使えるカード管理、3つの国家の影響力争い、そして「遊ぶたびに少しずつストーリーと盤面が変化していくキャンペーンモード」を組み込んだ、非常に要素が多くて贅沢な、プフィスターの最高傑作との呼び声も高い作品です。
| 値段 | 約9,680円(※流通状況により変動) |
|---|---|
| プレイ人数 | 1〜4人(※優れたソロプレイモードあり) |
| プレイ時間 | 約30分 × プレイ人数(※約90〜150分) |
| 対象年齢 | 12歳以上 |
| 難易度 | むずかしい(重ゲー・カードコンボ・要素が多い) |
| タイプ | ロンデル移動・ハンドマネジメント・キャンペーン |
| 雰囲気 | 無言 / じっくり / 船旅のロマン |
| サイズ | 大箱 |
どこで買える?
「マルカイボ」は重量級ボードゲームの定番として、専門店を中心に流通しています。拡張セット『アルマダ』なども発売されています。
| ホビーショップ | テンデイズゲームズ、駿河屋、イエローサブマリンなど |
|---|---|
| 家電量販店 | ヨドバシカメラなど(※一部の大型店舗のみ) |
| バラエティショップ | 取り扱いなし |
以下、ネット通販のAmazonや楽天・Yahoo!ショッピングからもご購入頂けます。
(カエレバヨメレバを貼ります。)
「マルカイボ」はどんなゲーム?|遊び方&ルール

盤面にはカリブ海をぐるりと一周するルート(ハバナやマルカイボなどの都市)が描かれています。プレイヤーは自分の船コマを進め、カードをプレイして個人ボードを強化し、勝利点を稼ぎます。
目的:全4ラウンド(4回の航海)終了時に、最も多くの「勝利点」を稼いだ船長の勝ち!
全4ラウンド終了時に、獲得した勝利点(VP)の合計が最も多いプレイヤーが勝利するゲームです。
自分の番でやること
ゲームは時計回りに進行し、手番が来たら以下の順番でアクションを行います。
- 船コマの「移動」(1〜7歩)
- 止まったマスの「アクション」の実行!
- 手札の補充
自分の船コマを、ルートに沿って「1マス〜最大7マス」まで進めます。この時、ゆっくり進んで少しずつアクションを行っても良いですし、他のプレイヤーを置き去りにして一気に遠くへ進んでも構いません。
※誰かがルートの終点に着くと、その瞬間にラウンドが強制終了するため、「あいつがもうゴールしそうだから、こっちも急がなきゃ!」という強烈なレース(チキンレース)の要素があります。
止まった都市(町か村)によって、様々なアクションを行います。
・【都市アクション】:手札のカードを「商品(タバコや砂糖など)」として捨て札にし、都市に自分のディスクを置いて能力を解放(アップグレード)します。
・【村アクション】:手持ちのお金を使って「手札のカードを自分の前にプレイ(建設)」したり、お金をもらったりします。
・【探検】:探検家コマをジャングルの奥地へと進め、ボーナスや勝利点を得ます。
・【戦闘】:イギリス・フランス・スペインのいずれかの国に加勢し、その国の影響力を高めつつ、自分もその国の「貢献度(株のようなもの)」を上げます。
手札の上限(最初は4枚)まで、山札から新しいカードを引きます。
※究極の悩みどころ「多目的カード」
このゲームの最も面白く、そして悩ましいシステムが「手札のカードの使い道」です。
手札にある1枚のカードは、以下の「3つの使い道」のどれか1つとしてしか使えません。
① お金を払って自分の前にプレイし、「強力な永続効果(コンボのパーツ)」として使う。
② 都市でアクションをするための「商品(コスト)」として捨て札にする。
③ 戦闘アクションの際、「剣のアイコン(戦闘力)」として捨て札にする。
「このカードは後で建てたいから残しておきたい!でも、今すぐ都市にタバコを納品しないと他の人に先を越される!どうしよう!!」という、血を吐くようなジレンマが毎ターン押し寄せてきます。
※物語が進む「キャンペーンモード」
マルカイボには、通常のルールの他に「ストーリーモード(キャンペーン)」が用意されています。
ゲーム中に特定の条件を満たしたり、ラウンドが進んだりすると「物語のカード」がめくられ、「新しい都市が盤面に出現する」「ルールの選択肢が変わる」など、ゲームを遊ぶごとにカリブ海の世界が変化・拡張していくという、たまらない仕掛けが施されています。
「マルカイボ」の評価・レビュー
総合点数
「マルカイボ」
「移動してアクション」という分かりやすい軸に、大量の要素をブチ込んだ超特盛り!
1枚のカードを「能力」「商品」「戦闘力」のどれに使うか悩む、極上のカード管理!
遊ぶたびに盤面とストーリーが変化していく、没入感MAXのキャンペーンモード!
おもしろさ
ギスギス度
難易度
中毒性
アレクサンダー・プフィスターの過去の傑作たち(『GWT』のロンデル移動、『モンバサ』の会社の影響力争い、『ポートロイヤル』のカードの多目的使用など)の美味しいところを全部1つの箱に詰め込んで、豪華なソースで煮込んだような、非常にボリューミーでやりごたえのある大傑作です。
最初は「探検、戦闘、カードのプレイ…要素が多すぎて何をすればいいか分からない!」とパニックになりそうですが、手番で行うことは「船を進めて、そこでアクションをするだけ」なので、意外とすんなりとプレイに入り込めます。そして何より「誰かがゴールしたらラウンド終了」というレース要素が絶妙で、「自分のエンジンをゆっくり完成させたいのに、あいつが猛スピードでゴールに向かっている!」という焦りが、ゲームに強烈なインタラクション(絡み)とドラマを生み出しています。
キャンペーンモードの出来も素晴らしく、一度始めると「次のストーリーが知りたい!」と連戦したくなる強烈な魅力を持っています。
「マルカイボ」はこんな人におすすめ!
- 『グレート・ウエスタン・トレイル』のような、スゴロク移動とカードコンボが合体した重ゲーが好きな人
- 1枚のカードを「コスト」にするか「能力」にするかウンウンと悩む、カツカツのリソース管理が好きな人
- 遊ぶたびに少しずつ変化していく盤面とストーリー(キャンペーン要素)に没入したい人
相手の船を直接攻撃したりするような海賊的な「バチバチ感」はありませんが、盤面上の都市の早取りや、3カ国の影響力争いでの出し抜き合いなど、間接的な牽制が非常に熱いゲームです。
また、本作に同梱されている「オートマ(仮想の敵)」と戦う1人プレイ用のソロモードの完成度が非常に高く、じっくりと一人でカリブ海のキャンペーンを踏破するのも最高の体験になります。
重量級ゲームの面白さがすべて詰まったカリブの大海原へ、あなたもぜひ船を出してみてください!



