【2〜4人向け】ボードゲーム『ダンジョンペッツ』ルール&レビュー!ウンチにまみれる過酷な魔物育成
この記事では、ボードゲーム「ダンジョンペッツ」の特徴や遊び方&ルール、価格・どこで買えるかについて解説しています。
「ダンジョンペッツ」とは?
「ダンジョンペッツ(Dungeon Petz)」は、『コードネーム』や『スルー・ジ・エイジズ』などを手掛けたチェコの天才デザイナー(ヴラーダ・フヴァチル)が2011年に発表した重量級ボードゲームです。同氏の過去作『ダンジョンロード』と同じ世界観を共有しており、プレイヤーはインプ(小悪魔)の家族を率いて、ダンジョンの魔王(ダンジョンロード)たちに売るための「ペットショップ」を経営します。
| 値段 | 約7,000円〜(※流通状況により変動、絶版の可能性あり) |
|---|---|
| プレイ人数 | 2〜4人 |
| プレイ時間 | 約90分 |
| 対象年齢 | 13歳以上 |
| 難易度 | むずかしい(重ゲー) |
| タイプ | ワーカープレイスメント・ブラインドビッド・ハンドマネジメント |
| 雰囲気 | 無言 / じっくり |
| サイズ | 大箱 |
どこで買える?
「ダンジョンペッツ」は、名作重ゲーとして世界中で高く評価されていますが、発売から時間が経っているため、タイミングによっては品薄や絶版状態になっていることがあります。主にボードゲーム専門店の中古コーナーや、ネット通販の在庫を探すことになります。
| ホビーショップ | 駿河屋(中古)、イエローサブマリンなど |
|---|---|
| 家電量販店 | 取り扱いなし |
| バラエティショップ | 取り扱いなし |
以下、ネット通販のAmazonや楽天・Yahoo!ショッピングからもご購入頂けます。
(カエレバヨメレバを貼ります。)
「ダンジョンペッツ」には、「闇横丁(Dark Alleys)」という拡張セットも発売されています。新しいペットや檻、そして新たな要求が追加され、ただでさえ過酷なペットのお世話がさらにカオスになります。基本セットを遊び尽くした熟練のペット屋オーナーは、ぜひ探してみてください。
「ダンジョンペッツ」はどんなゲーム?|遊び方&ルール

プレイヤーは、インプ(小悪魔のワーカー)を町の様々な施設に派遣して、「ペットの赤ちゃん」「エサ(肉や野菜)」「頑丈な檻」などを手に入れます。そして、自分のボード(ペットショップ)でペットを育て、定期的に開催される「品評会」でアピールし、買い手(魔王たち)に高く売って名声を稼ぎます。
目的:全6ラウンドを戦い抜き、最も多くの「名声(勝利点)」を稼いだペット屋の勝ち!
品評会での入賞や、買い手の要望(「凶暴なペットが欲しい」「魔法を使うペットが欲しい」など)に合わせたペットを売却することで名声を得ます。
自分の番でやること
各ラウンドは、「買い物(ワーカーの派遣)」と「ペットのお世話(要求カードの処理)」の2つの大きなフェイズに分かれています。
- インプの「グループ分け」と秘密の入札!
- 買い出しと準備
- 【超重要】恐怖の「欲求カード」の処理!
このゲームのワーカープレイスメント(場所取り)は非常に独特です。プレイヤーは手持ちのインプとお金(金貨)を、ついたての後ろで「いくつかのグループ」に秘密裏に分けます。
全員が公開した後、「一番インプ+金貨の数が多いグループ」を作った人から順番に、好きなアクションスペースに派遣できます!「絶対にあのエサが欲しいから、ここに5匹固めよう!」といった強気の入札(ブラインドビッド)が熱いです。
順番にインプを派遣し、ペットの赤ちゃんを買ったり、エサを仕入れたり、ペットが逃げないように「頑丈な檻」を買ったり、病気を防ぐ「魔法のアイテム」を手に入れたりします。
買い物が終わると、ペットのお世話です。ペットは成長するにつれて「赤」「緑」「紫」「黄」などの欲求カードを引かなければなりません。プレイヤーは手札のカードをペットに割り当て、すべての要求に応えなければなりません。
・【赤(怒り)】:檻が頑丈でないと、檻をぶっ壊して逃げ出します!
・【緑(食欲)】:エサ(肉か草)をあげないと、飢えてマイナス点!
・【紫(魔法)】:魔法エネルギーが漏れ出し、突然変異(マイナス点)します!
・【黄(遊び)】:インプを遊び相手にしないと不機嫌になります。
・【ウンチ】:カードの効果で、檻の中にウンチが溜まります。ウンチが溜まるとペットが病気になります!インプを使って掃除させましょう!
※要求は「色」である程度予測できる!
「このペットは赤いゲージが多いから、たぶん『怒り』のカードを引きやすいな。頑丈な檻を買っておこう」というように、ペットの種類や成長度合いによって、ある程度は要求を予測して準備することができます。しかし、引いた手札のカードが悪かったり、準備が間に合わなかったりすると、あっという間にペット屋は崩壊します。
「ダンジョンペッツ」の評価・レビュー
総合点数
「ダンジョンペッツ」
インプをグループ分けして優先権を競い合う、斬新で悩ましい入札システム!
「ウンチ」「病気」「怒り」に対処する、パズルのようなヒリヒリする手札管理!
世界観とアートワークが完璧に融合した、ブラックユーモア溢れるテーマ性!
おもしろさ
ギスギス度
難易度
中毒性
「可愛いペットを育てるゲーム」だと思って遊ぶと、その要求のエグさとリソースの少なさに脳を破壊される、ドM向けの傑作重量級ゲームです。インプの配置順を決める「ブラインド入札」のシステムが非常に秀逸で、「どうしてもあのお肉が欲しいけど、相手も狙ってるはず…!」と、ついたての後ろでウンウン唸る心理戦がたまりません。そして一番の醍醐味は、手札の「要求カード」をどのペットにどう割り当てるかというパズルです。「こっちのペットにウンチをさせると病気になっちゃうから、こっちのペットに怒ってもらって檻にダメージを受けよう…」といった、常にギリギリのダメージコントロールを強いられます。苦労して育てたペットが、品評会で優勝して魔王に高く売れた時の達成感は格別です。
「ダンジョンペッツ」はこんな人におすすめ!
- 可愛いイラストとブラックユーモア(ウンチ、変異など)が混ざり合った、フヴァチル独自の世界観が好きな人
- 相手の狙いを読んで自分のワーカーを固める、競り(ブラインドビッド)要素のあるゲームが好きな人
- カツカツのリソースの中で、不条理な要求にギリギリで応え続ける「マゾヒスティックなパズル」を楽しめる人
ルールブック自体が「ダンジョンのペット屋の経営マニュアル」のようなユーモアたっぷりの読み物になっており、世界観への没入感は他のゲームの追随を許しません。
「ああっ!またウンチが溜まってる!掃除掃除!」と悲鳴を上げながら、最高のペットショップを目指してみてください!



